YouTube広告とは?【5分でわかる】種類や特徴、メリットをサクッと解説
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スマートフォンの普及・通信技術の向上に伴い、近年では、様々な動画プラットフォームが誕生しました。その中でも、圧倒的な人気を誇り、長年に渡ってユーザーから支持され続けているのが「YouTube」です。
特に最近では、プロモーション活動の一環として、企業が商品やサービスの紹介を目的に活用するケースも増えてきました。またこれからの時代、5Gが普及する未来が予測され、動画の需要がますます増加していくでしょう。
なかでも動画を視聴する前や視聴中に、YouTubeのトップページや検索結果ページなど、また画面が切り替わって強制的に動画広告が流れてくるといったように、YouTubeには様々な形の広告が表示されます。
そこで本記事では、「YouTube広告」をテーマに、YouTubeを利用するにあたって知っておきたい「広告の種類」や「出稿方法」について詳しく解説します。
これを読めば、YouTube広告の特徴を正しく理解できるので、是非最後までご覧ください。
この記事の目次
YouTubeとは?
「YouTube」とは、2005年にサービスを開始した「世界最大の動画プラットフォーム」です。スマートフォン一つで、誰でも簡単に動画を見れることから、日本のみならず、世界中で愛され続けているサービスになります。
YouTubeの月間利用者数は約6300万人(2020年6月時点)にも及び、若年層のみならず、18~64歳のYouTube利用率は約82%です。
2020年には、世界における月間のユーザー数が20億人を超えたと言われ、2020年1月に「NTTドコモ モバイル社会研究所」が行った調査では、日本における「YouTubeの認知率」は95.1%、「利用率」は62.3%と発表され、動画サービスの中で最も高い数字を記録しています。YouTubeは他の動画サービスを提供しているプラットフォームよりユーザー数が桁違いに多いです。そのため、YouTube広告を利用することで、幅広い世代やユーザーに向けてアプローチしていくことが可能になるのです。
またYouTube広告はターゲティングにも優れています。地域や興味・関心や行動傾向などのデータに基づいたターゲティングを行うことができるのです。
最近では、「ユーチューバー」という言葉も職業の一つとして、世間に浸透し始めましたよね。YouTubeの動画広告の収益によって生計を立てている方も数多くいます。
5Gの普及・新型コロナウイルスによって外出自粛が要請される中で、今後もますます規模を拡大していくことが予想されます。
YouTube広告のメリット
幅広いユーザーと圧倒的なユーザー数にアプローチ可能
YouTubeは2024年現在で国内月間ユーザー数7,120万人を誇り、日本国内でLINEに次いで利用者数の多いSNSプラットフォームです。
さらに、利用率という観点でも全年代で87%、10代で97%、60代でも67%と若年層に強いながらも全年代に利用されているという点で多くのユーザーへアプローチすることが可能なSNSプラットフォームです。
参考資料:https://cyberhorn.co.jp/blog/2020-dentsu-koukoku/
ターゲティングが可能
YouTube広告はWeb広告のため、当然、ターゲティングが可能です。
さらに、Googleが提供するサービスのため、Google検索・Googleディスプレイ広告など、他のGoogle広告で利用できるターゲティングはYouTube広告でも利用することが可能なうえに、YouTube広告独自のターゲティングもあるため、豊富なターゲティング手法を備えています。
TVCM的に捉えることもできる
YouTube広告の中には、スキップ不可の広告出稿形態もあります。
また、これらのスキップ不可のYouTube広告はYouTube内のコンテンツとコンテンツの間に挿入されるため、TVCM同様の捉え方が可能です。
さらに秒数は短いですが、コンテンツを見るためには広告を見なければならない時間が存在するため、強制的にユーザーに視聴してもらうことができる点も捉え方、活用の仕方次第ではメリットになります。
YouTube広告の種類
YouTube広告とは名前の通り、YouTube内に掲載可能な動画を媒体とした広告のことを指します。
YouTube広告の種類は大きく分けて次の4つになります。広告の種類によって、動画の時間や掲載箇所が異なります。それぞれの特徴について理解していきましょう。
- インストリーム広告
- バンパー広告
- インフィード動画広告(旧ディスカバリー広告)
- マストヘッド広告
インストリーム広告とは?
インストリーム広告とは、動画再生開始時や視聴途中に再生され、約5秒経過すると、ユーザーがスキップすることのできる動画広告を指します。動画の再生画面に表示されるため、インパクトが大きく、ユーザーの目にとまりやすいのが特徴です。
広告の長さに制限はありませんが、YouTubeでは、12秒〜3分程度の長さの広告が推奨されています。一般的には、15〜30秒程の長さの広告が多いです。
メリット
インストリーム広告最大のメリットは、多くのユーザーに広告を見てもらえることです。スキップは約5秒経過しないとできないため、最初の5秒間は確実に広告が見られることになります。動画の冒頭部分が魅力的なものであれば、大きな訴求効果を期待できるでしょう。
デメリット
インストリーム広告のデメリットは、クオリティの高い動画制作が求められることです。多くのユーザーは開始5秒程で広告をスキップします。そのため、いかにユーザーの興味を惹きつける動画を制作できるかが鍵となります。クオリティに加え、高いコストもかかるでしょう。
バンパー広告とは?
バンパー広告もインストリーム広告と同様に、動画再生開始時や視聴途中に再生される広告を指します。大きな違いは、動画の再生時間が最長6秒であること、またスキップができないことです。テレビのCMをイメージすると分かりやすいかもしれません。インストリーム広告と同様に、動画の再生画面に表示されます。
メリット
バンパー広告は「認知拡大」に最適な広告と言われています。動画の再生画面に表示されるため、ユーザーの目を引きやすく、強いインパクトを与えることができます。また6秒間という短い尺のため、ユーザーに与えるストレスが少ないのも大きな特徴です。
デメリット
尺が短すぎるあまり、十分に情報を伝えることができないというデメリットがあります。そのため、質の高い動画制作が求められることになるでしょう。また、審査に時間がかかりやすいと言われています。
インフィード動画広告とは?(旧ディスカバリー広告)
インフィード動画広告とは、PCでは関連動画の横や検索結果部分、モバイルでは、YouTubeトップページなどに表示される動画広告を指します。ディスカバリー広告には、動画再生時間に制限がありません。また、インストリーム広告やバンパー広告とは違い、ユーザーが自分から広告をクリックするため、最後まで見られる可能性が高いという特徴を持っています。
メリット
インフィード動画広告は、YouTubeにおけるリスティング広告と呼ばれており、再生回数や登録者数を伸ばすのに効果的です。また、アプリ版ではトップ画面の搭載枠に大きく表示されるため、目立ちやすいです。スマートフォンやタブレットを利用して動画を閲覧する人の数は年々増えているため、今後もニーズの高い広告と言えるでしょう。
デメリット
インフィード動画広告は、動画再生中に表示される広告ではないため、必ずしもユーザーが視聴してくれる訳ではありません。また、一般的にサムネイルとテキストのみで構成されているため、ライティングや画像加工の技術が必要となります。
マストヘッド広告とは?
YouTubeのホーム画面の最上部に表示される広告です。ユーザー数の非常に多いYouTubeという媒体の特徴、さらにはテレビを観ない、所謂”TV離れ”をしている10代、20代へも訴求することが可能となります。
メリット
マストヘッド広告は確実にユーザーへ表示できるため、TVCMの代替案として有効な多数の潜在層へ認知度やブランドイメージの植え付けを可能にする広告になります。
デメリット
YouTube広告の視聴単価が平均2~5円といわれていますが、マストヘッド広告の場合1日1000万円の広告費がかかる場合もあるように、WEB広告の中で高額である、という広告費用がネックになります。また、ホーム画面を経由しない(リンクで視聴する)場合にユーザーへ届かない場合がある点です。
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おわりに
本記事では、「YouTube広告」をテーマに、広告の種類や出稿方法について解説しました。5Gの普及によってYouTubeの規模はさらに拡大していくことが予想されます。また、広告表示も広告枠を1日単位で購入することが可能なため、確実に表示させることができます。ターゲティングについても、ユーザーに沿った情報を基にアプローチをすることができるので、使い方次第で、より効率の良く広告を運用することができるのです。
YouTubeの広告の種類は多岐に渡ります。自身の目的に合った広告を表示させ、YouTubeチャンネルの運用に活かしていきましょう。
(文章:Cyberhorn株式会社 運用担当者)